日記・コラム・つぶやき
2018年01月11日

今日は着工のお手伝い

いつもお世話になっております。

ルーチェ代表の綱田です。

 

本日は奈良店のお客様の着工に立ち会ってきました。

11日(いいひ)の大安ってことで、着工日としては非常に良い響きのこの日ですが、正直めちゃめちゃ寒い!

ここ最近では一番寒いのでは?と思える寒さで、ダンプカーからミニユンボを下ろそうとすると、キー部分が凍り付いていてキーが回らない!

と朝からバタバタしましたが、現場で高さ設定も指示し、どんどん掘削していきます。

出来上がりを楽しみにされているお客様の為に、全力で工事させていただきます。

 

この時期は朝夕の気温が非常に下がるので、コンクリートや仕上げ塗り材を使用する工事は特に注意が必要です。

日中の気温が5度以下の場合は、コンクリートの打設はいたしません。特に夕方3時以降にそのような気温の時は、まず間違いなく夜には氷点下になるため、コンクリートの中の水分が凍り付いてしまい、凍害を引き起こします。

また、ボンド系の塗り材の場合でも、凍害や硬化不足の為、仕上げが出来ないばかりか、材料自体が流れ落ちる危険性も高いです。

 

外構工事は外での作業の為、天候や温度湿度による影響を受けます。

それらの要因で夏場よりも工期が長引く事が多いので、その旨ご理解いただけましたら幸いです。

 

全てはお客様の為に良いものづくりをしたいという気持ちの表れです。

 

と、ふと現場の近くで多くの工事が行われていたので、少しふらっと見学に歩いてみました。

あまり大きな声では言えませんが、『それはあかんよ~・・・』と言いたくなる現場もありました。

 

やはり工事は第一に品質。

そして安全。

加えて工程。

 

品質をしっかり確保できる設計図書あっての現場施工です。

あかんよ~という工事にはそういうのが無いのでしょう。

残念なことです。

 

何か問題が起こった時、もしかしたらどんな完璧な工事をしていても壊れるかもしれません。

でも完璧に程遠い施工で壊れた時、傷つくのは一体誰でしょうか?

多分お客様自身だと思います。

その時その業者さんが既に廃業して居なかったら?

10年保証だったけど11年目以降にそうなったら?

 

以前40年前の工事の瑕疵問題での裁判沙汰に少し首を突っ込んだことがありました。

この40年前の施工業者はいわゆる大手ゼネコンさんなんですが、30年以上前の工事ということで、瑕疵担保責任は無いということで、逃げの一手でした。

そうなると、その躯体の持ち主である施主様が全ての責任を持たなければならないのです。

ですので、可能な限り30年先でも40年先でも、大きな問題に発展しないような躯体作りをすることが、長い目で見るとお客様の利益に繋がると思うのです。

 

もちろん30年先40年先に、今作ったものがどうなっているのか、どうなるのか、今の私たちには想像もつきませんが、現在考えられるこれなら大丈夫と思われる構造を可能な限り忠実に施工するしか、私たちにできることはありません。

 

とにかくそんな工事をルーチェでは実践しています。

 

『あかんやろ~』と言われる工事は、いたしません。

 

今後ともエクステリア&ガーデン ルーチェをよろしくお願いいたします。