Before
お仕事の車を乗って帰ってくることがあり、分譲地内で通行がないため敷地前に止めていたのですが、 ご近隣様への配慮や安心感からお庭をもう1台分のガレージを造りたい。 一時は弱ってしまったが丹精込めて育て復活した思い入れのあるクスノキを活かして欲しい。 というご希望でした。
After
角地のため角地の有効性を最大限生かせることができました。 移植の際、日当たり等一番いいポジションにクスノキを移植させ、 お庭の下草を使えるものは利用し、元の雰囲気を損なわせないように注意をはらいました。
角地という利点もあり、スッキリとしたガレージに仕上がりました。 車がないときも、多目的なスペースとして活用できます。
隅切り部のコーナー部に石柱を配置し、ガレージ部に引き締めもたらし、ある種ゲートとしてバリケードの役割も待たせています。 表情豊かな存在感ある石柱が威厳ある佇まいで、お帰りを迎えてくれるのです。
お打合せを経て、正面の塀ははそのまま残し、隅切り部分だけを撤去しました。 角地の特性を生かし車動線からレイアウトを考えていきました。
グレー系の300角のタイルで仕上げました。 タイヤ痕を目立たせない配慮と、 何より緑が主役にしたかったからです。 今までの雰囲気を少しでも残したくて、 動線部だけをタイルで張り、間は芝生を復旧しました。
運転席側は降りやすいように広くタイルをとりました。
工事中 庭のフェンス部分を一部撤去して、駐車スペースの下準備をしています。
ガレージとして生まれ変わったお庭、ガレージとしての機能とお庭としての価値をバランスよく考え、
双方のいいところを活かすためのプランニングを心掛けました。
そして、何よりも緑を大切になされているN様のお気持ちがあって実現することのできた仕上がりだと思います。
込み合っていた高木を分散させたことで、
空間が生まれ広々とした解放感と明るさが生まれました。
室内が明るくなった!とお喜びいただきました。
木の成長にも効果絶大です。